Special Session of SACLA Users’ Meeting 2022: Science with X-rays in the 2050s (Language: Japanese)
X線自由電子レーザー施設SACLAは、2012年3月7日に供用を開始し、2022年3月には供用開始から10年を迎えます。
この間には、マルチビームラインの同時運転が可能となり、SACLAの利用機会が拡大されました。さらに、安定性やビーム出力などの光源性能が向上されると同時に、2色発振XFELやセルフシードXFELなどの特殊な運転が可能になりました。一方で、XFELの特性を最大限に活用する利用技術の開発が進められ、従来の放射光施設ではなしえなかった新しい研究が幅広い分野で展開されています。このように、光源性能の向上と、利用研究基盤の高度化によって、この10年間でSACLAを利用した科学研究は飛躍的に発展してきました。
SACLA供用開始10周年を迎える節目の年となる今年のSACLA Users’ Meetingでは、さらなるSACLAの発展形を考えるために、それを活用した研究について議論する場として、本特別セッションを企画しました。
放射光の利用研究は、新しい世代の放射光施設の実現によってこれまで大きく進歩してきました。XFELにおいても、高繰り返しXFELを含む新しい施設が近年次々と登場し、その利用研究は世界的な広がりを見せています。そのような状況において、次世代のXFEL光源の検討も始まっています。将来どのようなX線光源が実現し、それを利用することでどのような新しい研究が可能となるのか。本セッションでは、若手の研究者が想像する30年後の姿を発表いただきます。将来のイメージを膨らませて楽しんでいただければと思います。
なお、本セッションへの参加には、SACLA Users’ Meeting 2022への参加登録が必要です。ホームページにある参加申込(Registration)のページからお申し込みください。
2022年3月3日(木) 13:30-15:30
オンライン形式(Zoomを使用予定)
日本語
13:30 | はじめに | 米田仁紀 (電気通信大) |
13:40 | 30年後の光源について | 大坂泰斗 (SACLA) |
13:50 | 私が想像する30年後の〇〇 | 藤原孝彰 (東北大学) |
堀尾眞史 (東京大学) | ||
池田暁彦 (電気通信大) | ||
道根百合奈(電気通信大) | ||
稲田聡明 (東京大学) | ||
15:15 | 議論 |